11月8日(金)に5年生が秋の校外学習に行ってきました。当日は絶好の秋空の下(でも…富士北麓地方は寒かったです)。
先ずは,富士北麓の忍野村にある山梨県立『水産技術センター忍野支所』に行きました。ここは,県内の水面漁業の振興を図るため,アユやニジマス等の淡水魚の養殖に関することや,魚の住みやすい湖沼環境の保全や整備などの試験研究を行っています。忍野支所では,主にニジマス等の冷水性魚類を中心に研究しています。子供たちは水産試験場で開発された『富士の介』の実物も観ることができました。次に忍野支所に併設されている『富士湧水の里水族館』に行き,淡水魚の生態を学ぶと共に,山梨県の自然(北麓地域を中心に)を学びました。ここは,ニジマスやイワナ,イトウなどの小型魚と大型魚を一度に観賞できる二重回遊水槽を中心とした7つの水槽に,約100種1万匹の生物を展示しています。珍しい魚として,チョウザメも飼育されていました。「ここにいるチョウザメの卵はどうするのかな?」なんて思ったのはきっと私だけだったと思いますm(_ _)mお昼は,敷地内にある公園でお弁当を食べました。
午後からは,『河口湖フィールドセンター』に行きました。ここは世界的にも地質学上とても珍しい溶岩樹型洞穴が、100個以上も点在します。溶岩樹型というのは,富士山噴火の際に,高温の溶岩流が大木を取り囲んで固まってできたもので国の天然記念物にも指定されています。子供たちは,ガイドさんと一緒に貴重な溶岩樹型洞穴群を散策したり,溶岩樹型の中を探検したりしながら,自然を楽しむことができました。
5年生は富士北麓地方や富士山周辺の地域を訪れ,甲府市と違う景色や環境に驚きの声が上がっていました。とても充実した学びとなりました。